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忘れぬ事故
2025/07/03
岡崎体育さん、トム・クルーズさん、ヴァンダレイ・シウバさんお誕生日おめでとうございます。
7月3日は、1971年に起きた「ばんだい号墜落事故」のあった日です。
これは、当時の東亜国内航空(現在の日本航空)の旅客機YS-11が、北海道の横津岳の山腹に墜落し、乗員乗客68名全員が亡くなった大変痛ましい事故です。
事故機は、羽田空港を出発し、函館空港へ向かう定期便でした。しかし、悪天候のなか、パイロットが山岳地帯を目視飛行で進もうとした結果、視界不良のまま標高1000メートルを超える横津岳の斜面に衝突してしまいました。
航空機の安全が今ほど整備されていなかった時代とはいえ、「判断の難しさ」や「自然の厳しさ」に、多くの学びを残した事故でした。
私は医療の現場に立つ人間として、このような事故に触れると、常に「何ができたか」「今できることは何か」を自問します。
施術でも同じです。交通事故や突然のケガに対応する中で、いかに早く、的確に対処できるかが大切です。患者さんの命や日常を守る仕事に、偶然はありません。
68名もの尊い命が奪われたこの事故は、50年以上経った今も、航空安全の重要性と、日々の判断の重みを私たちに教えてくれます。
そして同時に、「無事に今日を終えること」がどれほど尊いことなのかを気づかせてくれます。
今日は、「日々の安全と健康」に感謝する、そんなひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。