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世界格闘技の日

2025/06/26

アリアナ・グランデさん、花江夏樹さん、甲本雅裕さんお誕生日おめでとうございます。

6月26日は「世界格闘技の日」。この日は1976年に東京・日本武道館で行われた伝説の異種格闘技戦、アントニオ猪木 vs モハメド・アリ戦に由来しています。日本のプロレス界の象徴・猪木と、ボクシング史に名を刻むアリの対戦は、今でも語り継がれる一戦です。

 

当時まだ「異種格闘技」という言葉すら浸透していなかった時代に、世界中から注目を集めたこの試合は、プロレスラーがボクシング世界王者とリングで対峙するという、まさに前代未聞の挑戦でした。格闘技の枠を超えた闘いは、今で言う「総合格闘技(MMA)」の先駆けともいえる歴史的イベントだったのです。

 

私は整骨院の院長で柔道経験者という立場で日々スポーツやケガに関わっていますが、格闘技を志す若い選手たちの姿を見ると、常にこの歴史の重みと向き合っていることを感じます。勝敗はもちろん大切ですが、それ以上に「挑む姿勢」「相手を敬う心」「人間としての強さ」こそが格闘技の魅力であり、真の意味で人を育てるものではないでしょうか。

 

格闘技には「痛みを知る」ことから得られる成長があると私は考えています。痛みを知った人間は他人の痛みも理解できるようになり、強く、優しくなれる──それが格闘技の本質だと思うのです。

 

この記念日を通じて、格闘技に興味を持つ人が一人でも増え、子どもたちが礼儀と挑戦心を学び、大人たちがその精神に触れて元気をもらえる、そんな文化がもっと根付いてほしいと願っています。

 

格闘技が好きな方も、あまり馴染みのない方も、今日はぜひYouTubeなどでアリvs猪木の試合を観てみてください。ルールの違いや当時の制約の中で闘う2人の姿には、言葉を超えた「精神の格闘」が映し出されています。

 

当院は格闘技をはじめとするスポーツでのケガや身体の使い方について、いつでもご相談に応じています。挑戦する人を支えるのも、当院の役目だと考えています。